最近、仕事をしていて、コミュニケーションの重要さを痛感させられることがあります。
「働き方改革」などで、働き方がどんどん多様化し、在宅ワークや、業務委託などのように、毎日会社に行かなくても働ける環境が増えているかと思います。
ライフスタイルに合わせて、仕事ができるのは大変ありがたいことですが、同時に、コミュニケーションの方法と能力が問われる時代になっていると感じます。
また、コミュニケーションは、「健康経営」の要素としても挙げられ、重要視されていることがわかります。
仕事において、コミュニケーションは、人間関係にも、生産性にも大きく影響します。
例えば、仕事を進めているうえで、コミュニケーションが悪化すると、タイムリーに、且つ正しく情報共有されないことにより、業務に無駄が生じます。「何が問題になっているのか」、「なぜ、このようなことが起きているのか」、「そんなことは聞いていない」、「話していなかったっけ? 」など、経験したことはありませんか。その時、会社に対して、あるいは相手に対して不信感を覚えたり、モチベーションが下がったりしたことはないでしょうか。
現在は、ITが普及し、メールやメッセンジャーなどを使うことで、コミュニケーションをとる方法はより手軽になりました。しかし、いつでもコミュニケーションできるツールがあるのに、一向にこのような問題が減少していないように見受けます。
私は、これは変化するコミュニケーション環境に対するリテラシーが追いついていないからではないかと考えます。
例えば、「この話は、誰に、どのように伝えるべきなのか」を考えて、ツールを「選択」して利用しないと、伝達漏れなどが生じます。これは、共に仕事を進める人にとって、業務の無駄だけではなくトラブルにも繋がる可能性があります。また、ストレスを引き起こす要因にもなるでしょう。
人は完璧ではありません。ですから、うっかり連絡漏れが生じるのは仕方ないことです。今まで、顔を頻繁に合わせることで、「あ、あれどうなってますか?」とか「あ、あの話、こうなりましたよ」と思い出して確認ができました。
しかし、顔を合わす機会が減少することにより、意識をして情報を共有しないと伝達漏れのなどが生じたままになり、業務だけではなく人間関係、ひいては信用性にも影響します。
コミュニケーションスキルは、個人差があります。話をすることが得意な人、文章を書くのが得意な人、また、不得意な人、様々です。また、個人のパーソナリティにも依存するでしょう。
だからこそ、少なくともビジネス上では、相手の業務内容や立場、その時の状況を考え、冷静に、正しくその人が必要とする情報を共有することを意識する配慮が必要だと思います。
コミュニケーションは、人間関係(信頼関係)の構築、業務のスムーズな遂行にかかせないものです。
余分なストレスを抱え込まないためにも、自分自身も含め、情報の一元化と共有には細心の注意を払いたいものです。